猪狩くん16歳おめでとう

2017年7月8日に行ったWU9月号掲載のグループ対談。

骨折による離脱から復帰したタイミングということもあり、「休んだときも、素直にごめんなさいって言えなくて…」「(HiHi Jetのことを)大好き」と泣きじゃくりながら語っていたグループの末っ子な男の子がそこにはいました。


あれから約一年。


グループに加入してきた同い年のさくちゃんに少しだけお兄さんぶってみたり、「だぁ〜くねすどらごん」や「みなみなサマー」のラップパートの作詞を担当したり、単独公演でお披露目するグループの新曲などローラーに関する振り付けを社長からの指示で任されたり…こんなにも頼りがいのある男の子に成長するなんて信じられなかった未来というか、こちらが想像していた以上の成長が嬉しくて、でもちょっとびっくりしてるような感覚です。


改めて、猪狩蒼弥くん16歳のお誕生日おめでとうございます。

口が達者ゆえに猪狩部長なんてあだ名をつけられたり、大人っぽい容姿とパフォーマンスをしている時に溢れだす色気を見ていると「ようやく16歳?年齢が少しずつ追いついてきてよかった…」という気持ちになるけれど、メンバーたちとふざけている年相応な面を見るとホッとするし変わらずに無邪気なままでいてほしいなんて思っています。


そして、個人的に猪狩くんは4人時代のHiHi Jetでも5人のHiHi Jetsでもグループの基点というか原動力…ガソリンのような役割を果たしてくれていると勝手に感じているので、その思いを少しだけ書き残しておこうと思う。


まずは4人だった時。猪狩くんは去年の春先に骨折してしまってグループを離脱することとなります。そのためクリエやMステ出演を見送ることになってしまい、残された3人での活動が約二ヶ月間ありました。この猪狩くんの不在という緊急事態によって、お兄ちゃん達の3人はグループの在り方を考え直し、話し合い、行動していたということが冒頭に挙げた対談でも語られています。特に印象深い箇所は、ゆうぴの「やっぱりローラーは猪狩がいないと勢いが半減しちゃうっていうか、あらためて“猪狩ってすごいんだな”って実感したよ」と言っているところと瑞稀くんが「HiHi〜のことをめちゃめちゃ大切に思ってる自分に気づいた」って言ってるところでした。当たり前のことなのですが、猪狩くんってローラーの技術的な意味で基点となる人なんですよね。そんなメンバーが一時的とはいえ、抜けてしまうってグループ的には大打撃だったはずです。しかも仲間でありライバルであるB少年が波に乗っている時期ということもあり、ナーバスになっている部分もあったと思います。それでもお兄ちゃん達はそんなマイナスの要素をプラスに転換させて、がむしゃらに活動をしていました。そこに少なからずも猪狩くんが戻ってくる場所をきちんと守るぞ、グループを守るぞという決意みたいなものが3人の原動力になったのではないかなと思います。そして「メンバーと夢の国に行きたい」なんて言ってた猪狩くんに、去年の誕生日にお高い焼肉に行って3人からチケットをプレゼントしたエピソード、そしてその後で加入したさくちゃんと5人で夢の国へ行ったという事実からも、メンバー間の絆を強めている基点と原動力を担っているのって猪狩くんなのかもしれないなぁという要素が多い気がします。


また、5人体制になってからはローラーの振り付けを担当したり、ラップを作詞したりと猪狩くんの技術的な基点と原動力がパワーアップして凄まじいレベルだと思っています。例えば「FIRE!!!」の俺の流儀の振り付けや猪狩くんセンターの超攻撃型フォーメーションは圧倒的なかっこよさだったし、「だぁ〜くねすどらごん」の詞を見ているとメンバーやグループのことをよく見ている・よく考えているからこそ出来た曲だなぁと思います。

更に、最近ではHiHi Jets内での精神的な基点と原動力になるだけではなく、HiHi Jetsとファンとの間の基点と原動力になりつつあるところがすごい。例えばライブの終わりに猪狩くんがいろんな問いかけをしてファンが「ハイハイ!」と返事をして終わる演出は誰もが幸せな気持ちや余韻に浸れるものだし、EXシアターでの単独公演にて「ずーーーっと5人でいるから」っていう言葉は簡単でシンプルなことだからこそなかなか言えないと思うから嬉しい。猪狩くんは思ったことを率直に言葉にしてくれてるだけかもしれないけど、厳しい世界でこちらもつい不安になってしまうことが多いからこそ「5人でいるから」という言葉を受け取ることで、私たちも「5人でいてね」「5人なら大丈夫」「5人が大好き」と言葉に出来るんだよ。本当にありがとう。



寝巻き男子で猪狩くんが語っていた言葉をふと思い出しました。

「ファンの人ってオレらがいなくても生きていけると思うんです」「でもオレらはファンの人がいないと何もできない」「“ここまでこれたのはファンの人のおかげです!”みたいなのを全面的に掲げたいわけじゃないし、言葉にするのもなんか違うなって思うんだけど常に感謝っていう精神は忘れたくないなって思ってます」


猪狩くんがファンに抱いている「常に感謝」の気持ちは痛いくらいに伝わっています。だからどうかこれからも猪狩くんにしか歩めないアイドルの道を突き進んでいってください。この一年が猪狩くんにとって実りのあるものとなりますように。



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